多くの人は知らない。
夫婦関係が上手くいっていない人が多いことを。
ドキッ。
思っているよりも、影で不倫をする人がいることを。
ドキッ。
パートナーを持ちながら、別の異性を狙っている人がいることを。
ドキッ。
ごめんなさい。冗談です。
私自身、本業とは別にスピリチュアルの話やカウンセリングなどのお仕事を行っています。
これまでに1000人以上のお話を聞いてきました。
守秘義務を遵守し、匿名性が高いため、不純な恋愛の悩み相談もあります。
悩み全体でいうと肌感覚は以下のようになります。
パートナーに対する悩みは4~5割
不倫や別の異性を好きになる1割弱
本日、紹介するkindle書籍の内容は「不倫・浮気」です。
私が何人もの悩みを聞いてきて感じたことがあります。
背景にあるのは性欲や刺激的な日常を求めるだけの不倫ではないことも多いということです。
夫婦不和(卑下)やモラハラ、パワハラ、DVの結果、出した一つの答えとして不純な愛があります。
過剰な精神的なストレスを日常的に背負い、愛が覚めるというよりも「生きている証明」を感じるために心が外に向かうのだと感じています。
そんな、現実的な夫婦関係が描写された内容です。
実際に肉体関係に踏み切るまでの人は多くはないかもしれません。
このような大人な恋愛の本を読みながら、日常のストレス発散するのもオススメです。
本の世界は、あなたができないこと実現させてくれます。
目の前にある課題に対して、今、必要なことを教えてくれます。
自分の尊厳を取り戻すためにはどうしたら良いのか?
本書が皆さまの成長の一助になれることを願っております。
不純な愛にも日常のSOSが隠れている

「妻として扱われない日常」と「ひとりの女性として尊ばれる非日常」。
その狭間で揺れる、禁断の恋愛。
ただの不倫小説ではなく、時に応援したくなるほどの切なさと純粋な想いが胸を打ちます。
沈黙は、ただ黙ることではありません。
それは声なき抵抗であり、誰かの代弁でもあるのです。
本記事は、あくまでも不倫という行為を肯定はしません。
ただし、そのような状況に陥らざるを得ない状況というのはあると思っています。
その一つとしてパートナーから人として扱われないことがあるかもしれません。
DV・モラハラ・パワハラ
家事育児放棄・不同意性交
時として不倫は、人としての尊厳を取り戻すための心のSOSであり、声なき抵抗なのかもしれません。
そんな、メッセージ性を持った『沈黙の海』。
小さな死の恩返し『新しい愛と人生』
本書のテーマとして「愛と孤独、そして再生」があります。
そのためか再生の対極にある『死・破滅』がさりげなく描写されています。
そして、出だしから惹きつけられる…
女優の不倫騒動と愛の無い夫
そして、同列に並べられた小さな命の亡骸。
主人公である詩織が娘と一緒に、
その亡骸を埋葬したことで物語が始まりました。
表裏一体である死と再生は、未来を予期するかのように『沈黙の海』にふさわしい出だしとして始まりました。
kindle電子書籍は『無料サンプル』として試し読みをすることができます。
本書のポイント:沈黙・希望
無言の抵抗と、その先に見える希望の明かり
切なくも美しい余韻を残す大人の文学
からの解放
※官能小説ではありませんので悪しからず。
世の中の女性(もちろん男性も)が、性奴隷になることがないよう心から願うばかりです。
章立てハイライト:失われた愛がまた芽生える

愛されない妻としての孤独。
女性として求められる悦び。
二つの世界が交差する時、苦しかった沈黙は希望になり自分を取り戻すための無言の抵抗となる。
苦しみと切なさのなかで、不倫すらも肯定したくなる物語です。
第1部:愛されない妻の沈黙と一人の男性との出会い
第2部:ターコイズの青が引き寄せた『二人だけの時間』
第3部:『沈黙』の2字で心が通じ合った二人
第4部:「自分を生きたい」、ただそれだけの離別
第5部:誰にも属していない海
※本書は17章からなっておりますが、物語の変化を勝手に第何部としています。
こんな方におすすめ!自分の尊厳を守りたい

誰にも言えない想いを抱えたあなたへ
この本を読んで欲しい人は、「不倫に共感する人」ではなく、むしろ 「自分の尊厳を守りたい」と願う人に読んで欲しい小説です。
家族や夫婦関係に葛藤を抱えている方
「声なき抵抗」というテーマに共感する方
恋愛小説や心理ドラマに惹かれる方
小説の世界でドキドキを味わいたい
お勧めの読み方
この本を、1日1章を目安に読んでみるのも面白いかもしれません。
私自身はサラッと読んでしまったのですが、もったいなかった。
たぶん、この本を10倍味わって楽しむためには、1日1章で読むことだと思います。
絶対にドキドキすると思います!!
kindle電子書籍は『無料サンプル』として試し読みをすることができます。
著者から読者へひとこと

青葉あおいさんから一言
Q.この本の見どころなどを教えてください。
日本ではいまでも「不倫」はスキャンダラスに報じられ、女性だけが厳しい制裁を受ける現実があります。
けれど私は、そこにこそ“人間の再生”の入口があるのではないかと考えました。
『沈黙の海』は、不倫という枠を超えて、制度や正しさの外側で、それでも人を信じようとする人々の祈りを描いた物語です。
恋をすること、大切にされることは、罪ではなく、誰もが持つべき心の自由だと信じています。
この小説で描きたかったのは、愛のない結婚生活に耐え、モラルハラスメントに押し潰されながら生きてきた女性が、ひとりの男性との出会いを通して「大切にされる喜び」と「性愛を分かち合う歓び」を知り、自らの人生を生き直していく姿です。
性愛は単なる肉体の衝動ではなく、女性が女性であることを取り戻し、自らの存在を肯定していくための力だと私は考えています。
愛し愛されることで、彼女はようやく「自分の声」を持ち、「受け身で選んできた人生」から一歩踏み出す決意をするのです。
人は誰しも、ほんの小さなきっかけで「自分を生きたい」という気持ちに火がともるのだと思います。
その瞬間を大切にしたくて、この物語を書きました。
読んでくださる方には、「愛すること」「大切にされること」がどういうことなのか、改めて感じていただければ幸いです。
もし今、孤独や息苦しさの中にいる方がいたら、この物語が少しでも寄り添う存在になればと願っています。
小説は必ずしも答えを与えるものではありません。
けれど、読み終えたあとに「自分はどうだろう?」と心に問いかけるきっかけになることを願っています。
著者ページ:

著者や書籍への印象(運営側から)

最後にサイト運営者からひとこと。

「読んで、良かった!!紹介したい。」と思う反面、すごく難易度の高い内容にも感じました。
物語には、忘れてはならない「シタ妻とサレ夫」がいます。
しかし、背景には一方的な加害ではなく複雑化された逆転現象が起きているのも一つの、紹介する上での葛藤でした。
たとえば、いじめられている子がいじめっ子に復習をしたとします。
「結果」だけを見るなら、いじめられていた子にすべての罪があるように見えます。
それが断片的なニュースやメディアを通した情報です。
沈黙の海の出だしの「女優の不倫騒動」と同じです。
表面的に見える加害者は必ずしも加害者ではありません。
長年、卑しめられ、いじめられ、さげすまれ、苦しい想いをしてきた被害者は、どこに心の拠り所を持てば良いのか。
夫婦関係においてもいじめ、スクールカーストのような確執はザラにあると思います。
『いじめられっ子に原因があると断罪する世界』なら、きっと無慈悲な世界。
それは弱い者だけが、辛い想いをする世界かもしれません。
手のひらから誰かがこぼれ落ちることなく共に歩んでいけるように願いなら。
少しでも著者のメッセージが広まればと思い、紹介させていただきました。
kindle電子書籍は『無料サンプル』として試し読みをすることができます。
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